保育施設の就転職において欠かせない保育士の資格。取得をしていると就職に有利になるだけではなく、経験を積めば保育ママなどとして独立開業することも夢ではありません。
では、保育士の試験はどれほど難しいのでしょうか?保育士の試験の難易度についてご紹介します。
保育士の難易度
保育士の資格を取得するためには、試験に合格するか、養成校を卒業する必要があります。ここでは、保育士の試験に合格することを前提として、試験の特徴と難易度をご紹介します。
試験の難しさ
保育士の資格を取得するためには、筆記試験と実技試験に合格する必要があります。
筆記試験
筆記試験はマークシート形式で全8科目。1科目あたりの制限時間は60分で満点は100点。「教育原理および社会的養護」の科目のみ30分ずつで50点が満点です。
すべてマークシート形式ですが、内容は単純ではないので、適当に解答しても合格できません。半年前から1日2時間勉強しても、1年目ですべての科目を合格するのは難しいです。
語群の組み合わせや記述の組み合わせもあるので、中途半端な理解ではなく、しっかりとした知識を身に付けましょう。
実技試験
実技試験は筆記試験を合格した人が受験できます。試験の内容は、「音楽」「造形」「言語」の3つから2つを選択。申込時に選択した2つの分野は変更ができませんので、慎重に選びましょう。
実技の試験中にスマホが鳴ったりすると、面接官への印象が悪いだけではなく、不正行為とみなされることもあるため、必ず切っておくこと。
保育士試験の攻略法は?
保育士の試験は、出題の範囲が広くて覚える量も膨大。難易度の高い資格です。
一発合格ができればベストですが、難易度が高いので「合格した科目は3年間は有効」という制度を利用しましょう。社会人で働きながら勉強する場合は、3年かけて挑戦する人も少なくありません。
1年目で一発合格を目指すと、どの科目も中途半端に終わるので、「1年目はこの科目を、2年目はこの科目を」といった勉強法で試験に臨むのがおすすめです。
まとめ
保育士の試験は合格率10~20%の難関資格です。
一発合格は難しいので、「合格した科目は3年間は有効」という制度を利用し、3年がかりで合格を目指しましょう。
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