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カラーコーディネーター「スタンダード」「アドバンス」の違いは?

2020年6月16日

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カラーコーディネーター「スタンダード」「アドバンス」の違いは?

2020年6月16日

東京商工会議所の「カラーコーディネーター検定」が、2020年より「スタンダードクラス」「アドバンスクラス」の2階級に変更となりました。2019年までは3級・2級・1級でした。

では、この「スタンダードクラス」と「アドバンスクラス」は何が違うのでしょうか?解説いたします。

今までの階級との違い

2019年までは、

  • カラーコーディネーター検定3級
  • カラーコーディネーター検定2級
  • カラーコーディネーター検定1級

の3段階の称号でした。

階級が上がるごとに試験内容がより専門的になり、難しくなっています。最難関である1級は、さらに3分野に分かれていました。

2020年からは、

  • カラーコーディネーター検定スタンダードクラス
  • カラーコーディネーター検定アドバンスクラス

の2階級にリニューアルしました。

「スタンダードクラス」は、色の表現方法など基礎知識を理解していることを判定する検定。「アドバンスクラス」は、色の基礎知識をもとにさまざまな場面で必要とされる知識・技能を発揮できることを判定する検定となっています。

「スタンダード」「アドバンス」の違い

受験資格はどちらも制限がありません。スタンダードを合格していない人が、いきなりアドバンスに挑むことも可能です。併用受験も可能です。

ただし、試験内容が変わるので注意しましょう。アドバンスの方が難しくなっています。

基礎知識が問われる「スタンダード」

出題範囲は次の通り。

  • 生活と色の効用
  • 色を自在に操る方法
  • きれいな配色をつくる
  • 色を美しく見せる光のマジック
  • 背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
  • 色で売り上げをアップするために

スタンダードクラスは、初学者やプロのカラーコーディネーターを目指す人のための、色の表現方法など日常から見た色彩に関する基礎知識を理解することを目的としています。以前のカラーコーディネーター検定で言うところの3級。初学者向けです。

応用力と幅広い知識が問われる「アドバンス」

出題範囲は次の通り。

  • カラーコーディネーターの実務
  • 色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
  • 色をつくり、形をつくる 色材、混色から画像へ
  • 色彩と照明計画
  • 表色系と測色方法及び色彩管理の手法
  • 安全色彩
  • 製品の色彩調査手法ー色彩分析と心理評価
  • さまざまな配色用語と実際
  • ファッションカラーと色彩計画の諸条件
  • メイクアップ製品の色彩設計・管理とカラーコーディネーション
  • インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
  • プロダクツの色彩的特徴
  • 環境色彩
  • 効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
  • 近現代のデザインとカラーの歴史
  • ファッションカラーの変遷と時代背景

アドバンスクラスは、スタンダードクラスの知識に加え、カラーコーディネーターが扱うさまざまな製品分野の色彩を対象とした場合に必要となる、さらに高度な専門知識や色彩とデザインの歴史的動向、幅広い実務で使える知識が問われます。

以前のカラーコーディネーター検定で言うところの2級に加え、1級の「商品色彩」「ファッション色彩」「環境色彩」なども組み込まれています。初学者向きではありません。

まとめ

東京商工会議所の「カラーコーディネーター検定」が、2020年より「スタンダードクラス」「アドバンスクラス」の2階級に変更となりました。2019年までは3級・2級・1級でした。

「スタンダードクラス」は基礎知識が問われます。以前のカラーコーディネーター検定で言うところの3級です。

「アドバンスクラス」は、スタンダードで問われる基礎知識に加え、より専門的で実務的な内容が問われます。カラーコーディネーター検定で言うところの2級・1級です。

はじめて受験する方は、スタンダードクラスから勉強をおすすめします。色彩検定2級以上を所有している方は、スタンダードからはじめても良いと思いますが、アドバンスクラスからの受験がおすすめです。

テキストは以前の3階級のものではなく、新しい公式テキストなどを買って勉強すると良いでしょう。

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