就職を控えている大学生や転職を考えている社会人に向けて、就転職に役立つおすすめの資格を3つに絞ってご紹介します。
宅建士(宅地建物取引士)
「宅地建物取引士(略して宅建士)」は、不動産売買や賃貸の仲介に不可欠な国家資格です。
土地や建物の売買などを行う事務所では、5人に1人以上の割合で宅建士の設置が義務付けられているので、不動産業界に就転職する際に有資格者は有利。
宅建士の資格を取得すると「職能手当」が付くケースも多いので、月収やボーナスが上がる可能性も期待できます。
また、不動産業界だけではなく、金融機関や外食業界などにも活かせます。
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簿記検定
簿記とは、帳簿をつけるために必要な技能のこと。簿記検定では、「会計」や「財務」の知識を身に付けられます。
資格を取得して履歴書に記載すると、「この人は経理の基礎が分かっている人だ」とアピールでき、就転職に有利。就職先としては、経理や事務はもちろん、あらゆる業種が考えられます。
他の資格と比べても短時間で取得が目指せるうえ、年に3回も試験が行われているので、取得のしやすい資格です。
TOEIC
国際コミュニケーション英語能力テスト(通称:TOEIC)とは、英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。
近年、日本企業のグローバル化が進み、どの企業も世界で通用する人材が求められています。こういった背景があるなかで、英語のコミュニケーションスキルを持っていることを証明できると有利です。
TOEICは、試験のスコア(点数)が高ければ高いほど、英語のスキルがあることを就転職でアピールできます。
まとめ
就転職で役に立つ実用的な資格は次の3つ。
- 宅建士(宅地建物取引士)
- 簿記検定
- TOEIC
不動産業界に興味があるなら「宅建士」がおすすめです。経理や事務に興味があるなら「簿記検定」の取得を目指してみてください。3級でも良いですが、実用的なのは2級からです。グローバルな視点があるなら、TOEICでハイスコアを目指してみてください。