20代のうちに取得しておきたい資格の1つに、「簿記」が挙げられます。この記事では、簿記とは何か?どんなメリットがあるのか?について解説します。
「簿記」とは?
簿記は、お金の収支を計算する技能です。会社から個人事業主、さらに家計の財務状況を管理するのに役に立ちます。
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
簿記は経理に携わる人以外には関係のない資格だと思われがちですが、日商簿記は年間で約60万人が受験する人気資格であり、経理以外の人からも注目を集めています。
簿記の種類
簿記は、さまざまな団体が検定を実施しています。「全経」「全商」「日商」などありますが、もっとも知名度が高いのが日本商工会議所の「日商簿記」。
日商簿記の試験科目は、
- 初級:簿記の基本
- 3級:商業簿記
- 2級:商業簿記と工業簿記
- 1級:2級の内容に加えて会計と原価計算
となっています。
初級から3級を取得すると、就転職の際に「会計のことを、ある程度知っている」と評価されます。経理や会計部門で初級や3級は評価対象にはなりませんが、営業や販売部門なら多少は有利になるでしょう。
そのため、20代で就転職を考えている方は、簿記の入門である初級や3級の取得をおすすめします。
簿記を取得するメリット
簿記を取得すると、
- 自社や取引先の経営状況を把握できる
- 仕訳や帳簿の作り方が分かる
- 就転職に有利になる
といったメリットがあります。
簿記を勉強すると財務諸表が読めるようになるので、自社だけではなく、取引先の経営状況まで分かるようになります。
また、独立開業したときに財務状況を把握するのに役立ちます。確定申告書を作成するときにも、簿記で身に付けた知識や計算力は武器となるでしょう。
まとめ
簿記は、お金の収支を計算する技能です。資格を取得すると、自社や取引先の経営状況を把握できるようになったり、就転職に有利です。
検定はさまざまな団体が実施していますが、もっとも知名度が高いのが日本商工会議所の「日商簿記」です。簿記を取得するなら、日商簿記を取得しましょう。
▼関連記事