「カラーコーディネーター」と名乗るために、色彩検定やカラーコーディネーター検定に合格して、資格を取る必要があるのか?について解説します。
「カラーコーディネーター」と名乗るには?
「色彩検定」や「カラーコーディネーター」をはじめとし、色に関する検定や資格は数多く存在しますが、「カラーコーディネーター」という肩書を名乗るために必要な資格はありません。
以下は、色彩検定協会による案内です。
一般に色についての専門知識を持ち、色のコーディネートをする人を「カラーコーディネーター」や「カラーリスト」などと呼びますが、これは総称であって公的なライセンスの名称ではありません。
宅建士を例にとると、宅建の資格を取らないと「宅建士」とは名乗れません。ですが、カラーコーディネーターに関しては、経験や実績があれば、だれでも「カラーコーディネーター」と名乗ることはできます。
つまり、検定に合格していなくても、資格を持っていなくても、色に関しての知識があるなら、「カラーコーディネーター」と名乗って良いのです。法的にも何ら問題ありません。
ちなみに、東京商工会議所主催のカラーコーディネーターの試験においては、合格者に以下の称号を付与してます。
- 1級合格者:1分野 1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」
- 1級合格者:2分野 1級カラーコーディネーター「商品色彩」
- 1級合格者:3分野 1級カラーコーディネーター「環境色彩」
- 2級合格者:2級カラーコーディネーター
- 3級合格者:アシスタント・カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは2020年から新しく「スタンダードクラス」「アドバンスクラス」の2階級に変わりましたが、上記の称号は引き続き使用ができます。
色にまつわる検定や資格を取る意味は?
前述した通り、「カラーコーディネーター」という肩書を名乗るために必要な検定や資格はありません。
ですが、色彩検定やカラーコーディネーター検定に合格することは、「色」についての知識や技能があることを、社会的に認められるという大きなメリットがあります。
特に、就転職やクライアントへの信用を高めるといった点で、検定や資格を取るメリットは大きいと言えるでしょう。
まとめ
「カラーコーディネーター」と名乗るための資格や検定はありません。色に関しての知識や実績があれば、だれでも「カラーコーディネーター」と名乗ることはできます。
色に関しての資格や検定は、あくまで色についての知識があることを社会的に認めるものであって、それがないと「仕事ができない」「カラーコーディネーターと名乗ることができない」というものではありません。
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