インテリアコーディネーター(IC)の資格試験に独学で受かるための勉強時間や勉強のポイント、独学のメリット・デメリットをご紹介します。
インテリアコーディネーター試験の特徴
受験資格 | 一次:制限なし |
二次:一次試験合格者 | |
試験科目 | 一次:マークシート式筆記試験 |
二次:論文とプレゼンテーション | |
試験期間 | 一次:例年10月中旬 |
二次:例年12月上旬 |
受験制限はなし
インテリアコーディネーターには、受験制限はありません。年齢・性別・学歴・実務経験を問われることはありません。誰でもチャレンジできます。受験者の約80%は女性ですが、最近では男性にも注目を集めている資格です。
一次試験合格は3年有効
二次試験で不合格になった場合も、一次試験をパスすれば3年間は免除されます。まずは、一次試験の筆記試験を集中的に勉強しておくことをおすすめします。
独学で受かるための勉強時間の目安
インテリアコーディネーターの勉強時間は、実務経験や関連資格の取得の有無によって大きく異なります。
あくまで目安ですが、インテリアの知識が全くない人は、独学なら最低でも300時間、学習期間は半年くらい必要です。
インテリアコーディネーターの資格試験が10月なので、4月ごろから勉強をスタートさせ(遅くとも6月)、勉強時間は1日1~2時間程度は確保しましょう。
独学で受かるための勉強のポイント
インテリアコーディネーターの一次試験は知識を問う問題がメインですか、マークシート形式なので丸暗記が不要。合格ラインは70%程度なので、満点を目標にするのではなく合格ラインを目標にした学習法が合格のカギです。
また、独学で合格するためには、勉強時間を6カ月~1年くらい確保する必要があります。独学で6カ月以上勉強を続けるには、根気良さが求められます。
勉強の範囲には、建築関連をはじめとした難しい分野も出題されます。自分が好きではない範囲の学習も必須なので、苦手分野がなるべくないよう勉強しましょう。
インテリアコーディネーターを独学で勉強するメリット
インテリアコーディネーターの勉強方法には、独学のほかに通信講座、スクールに通うなどが挙げられます。他の勉強方法と比べた場合の、独学のメリットをご紹介します。
マイペースに勉強できる
独学のメリットは、時間や場所の制約がないことにあります。自分が勉強したいときに取り組むことができるので、ストレスなくマイペースに進められます。
束縛されるのが苦手、知らない人と一緒に勉強するのに抵抗がある人には独学が向いているでしょう。
安く済む
通信講座やスクールに申し込めば、時間的な制約を強いられるだけではなく、独学に比べて費用がかかります。通信講座にもよりますが、インテリアコーディネーターコースなら5~6万円ほど掛かります。独学の場合、自分が選んだテキスト代のみなので安く済みます。
インテリアコーディネーターを独学で勉強するデメリット
挫折しやすい
独学は孤独との戦い。一緒に励まし合う仲間や指導してくれる講師がいないため、モチベーションをキープし続けなければ途中で挫折します。強い意志とコツコツと独学を続けられる根気が必要です。
ひとりで何かをするのが苦手であったり、今までに独学で資格に受からなかった人にはおすすめしません。
効率が悪い
インテリアコーディネーターの一次試験は、専門用語や法律関連の問題が多く出題されるので、分からないことや大きな壁にぶつかることが多いでしょう。そんな時に、講師や教えてくれる人が周りにいないので、すべて自分で疑問を解決する必要があります。
分からないことがあればすぐに解決したい、インテリアについて苦手意識を持っている人は独学に向いていません。不安であればスクールや通信教育も視野に入れましょう。
まとめ
インテリアコーディネーターの資格試験に独学で挑む場合、勉強時間は300時間くらいは必要です。
独学はマイペースに勉強ができるメリットがありますが、挫折しやすいので注意が必要です。建築関係など難しい分野も勉強しなければならないため、根気良さが求められます。
もし独学では難しいと感じたら、通信講座の利用なども視野に入れてみてください。
▼関連記事